第64回神経生理勉強会

平成 29  3  11 日(土)に、第64回神経生理検査勉強会が開催されました。

 

今回のテーマは「明日から実践できる神経伝導検査」として、手稲渓仁会病院 臨床検査部 小川 優司 技師と、札幌医科大学保健医療学部 教授 今井 富裕 先生に講演をしていただきました。

 

勉強会の前半は、小川技師の「基礎から学ぶ神経伝導検査」 という講演で、題名通り神経伝導検査についての解剖などの基礎から、実際の検査方法やピットフォールなどの応用まで、幅広い内容でご講演いただきました。

神経伝導検査の知識の確認、整理になったと思います。

 

勉強会の後半は、今井先生に「絞扼性障害における神経伝導検査の有用性」 としてご講演いただき、同時進行でライブセミナーも行っていただきました。

ライブセミナーでは手根管症候群の各種電気診断法(虫様筋骨間筋比較法、環指比較法など)や、刺激強度が強すぎた場合の目的以外の神経への影響や、ちょっとした刺激部位の違いによる筋の動きの違い等を見せていただきました。

どれも日常検査で必要な技術であったり、文献だけでは学べない手技を学べる事ができ、とても参考になりました。

 

質疑応答も活発で、時間がなくなるほどでした。

参加された皆さんは、翌日からしっかりした神経伝導検査を実践できたのではないでしょうか。

今回の勉強会の参加者は100名を超え、大盛況な勉強会でした。